武藤です。
僕にはひとつ、いや正確にはいくつもなんだけど、コンプレックスがありました。親父とさしで飲みに行ったり、ほとんどしたことなかったんですね。それが、昨日見事にクリアされました。
酒の飲めない親父だから、別に酔った勢いで何とやら何てことにはならないし、それ以前にそんなことを望んでいたわけでもなかったし、それでも話したいことをちゃんと話して、親父もそれなりに普段言わないようなことを言ったりする。僕は僕の想いを伝えることさえすれど、その根底とか、理由だとか、そういうことまでまったく話してなかったんだな。それでも親のありがたみみたいなものは少なからず感じていて、何だかそのことすら薄っぺらいもんだったなと、今になって気づいた。
別に昨日で劇的に変わったことなんてないし、それ一つで誇れることなんてないと思っている。でも、飯食って、ゆっくりコーヒー飲んで、お休みって別れた後に、すごく楽しかった想いだけはちゃんと残っていて、あ、こういうことなんだって、心底実感した。僕は親父の息子なんだってことも感じたし、一人の人間としての親父も感じた。
仕事も始めりゃ同じように話せることだってある。今までわかりえなかったことが分かるようになったりする。最近数年ぶりに会った人が、すごくビジネスに精通するようになって、上司と同じようにビジネスを論じることが出来るようになったことを喜んでいたし自信にしていた。そういう感覚が僕に残ったわけでは一切なくて、親父と対等になったところでそれはそれだけで、何よりそういう人間とそこで話をしたってことが嬉しかっただけで、ただそれだけだった。
感じることは多い。
日曜にBOJのさよなら試合をお手伝いしてきた。OB・OGって立場の人間のエネルギーを再確認したし、何より今いるメンバーがBOJという名前を今なお背負って、同じように想いをしっかりと持っている。くったくたになって家にたどりついたとき、ふと頭をよぎったのは、感謝しなきゃなって事。言われた分のありがとう以上に、僕はありがとうを言わなきゃいけないなって、それは何ら強制力を持たずに、すんなりと、しっかりと心に残った。
中身を言えばきりがなくて、ある子は、おそらく本当に強い思いをもってその日を迎え、それでもそれまでの取り組みに幾ばくかの不安を残し、振り切るために奔走していた感があった。僕は最後の年の同じイベントを、もう先がないと思って迎えた。最後のイベントだと腹をくくって、だからこそ後悔なんて微塵も残したくないと、それだけを考えて突っ走った。残ったのは、後悔だらけだった。
くしくも、突っ走るだけじゃダメなんだったことを学んだのはその後だった。頑張り方やその矛先を間違えたら、突っ走れば突っ走るだけ後戻りできなくなって、傷口を広げる。気づいたのは血すら流れ落ちてからだった。悔しかった。悔しくて悔しくて、本当に涙も出た。安堵もあったけど、そんなもんはったりだと思って、その後はただただ脱力して、ダメになった。
今思えばそういうひとつひとつを笑って振り返れて、日曜の時点でも、MCからQ出しを待つ音響なんて昔と全く同じことをしていた。懐かしいって、本当に思った。
なんだか本当に疲れたけど、良い気分になった。
mr oizoね、この人はすごい。
こういう出会いも素敵。
Lil Mu